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出版禁止 -長江俊和- [本]

著者・長江俊和が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。
題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。

内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、
生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。

死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。
不倫の果ての悲劇なのか。
なぜ女だけが生還したのか。

息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。
異形の傑作ミステリー。

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こういう内容の本は初めて読んだ。
ノンフィクション作品。

普通にスラスラと読んでたのに、
最後に近づくほど急展開となり、めちゃくちゃ怖かった。

まだまだ不可解なことがあり、
ネットでネタバレの記事を読んでさらに衝撃的な事が。

それは、ノンフィクションという体の
フィクション小説やったという事。

頭のいい人は、何で心中したのか、どういう事なのか、
といろいろと想像してると思うけど、
うちは、こんな事件、ほんまにあったなんて。。。
という所から入っていったから、まじで怖かった。








出版禁止 (新潮文庫)

出版禁止 (新潮文庫)

  • 作者: 長江 俊和
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: 文庫


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風が強く吹いている -三浦しをん- [本]

箱根駅伝を走りたい。
そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。

「駅伝」って何?
走るってどういうことなんだ?

十人の個性あふれるメンバーが、
長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。

自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、
仲間と繋がっていく。

風を感じて、走れ!
「速く」ではなく「強く」
純度100パーセントの疾走青春小説。

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一度読んだ本の読み返し第6弾。
この本大好き。2回読んでもいっぱい感動した。

1年で箱根駅伝を目指すなんて。。。
普通は無理とか、いろんな意見があるやろうけど、
これは小説やからね。

面白ろければそれでよし。
全部が全部ありえへん内容ではなかったし。

全員が力を出し切って思いっきり走る、
って訳でもなく、もっと走れたのではと後悔したり、
そこは、人間のあるあるが出てて、更に面白かった。

個性のかたまりである十人の中で、
うちは一番王子に感動した。
一番伸び幅が大きかった。







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伶也と -椰月美智子- [本]

ふたりが迎えた衝撃の結末は最初のページで明かされる。

32歳の直子は初めて訪れたライブで
「ゴライアス」のボーカル・伶也と出会う。

持てるお金と時間を注ぎ込み、
すべてをなげうち伶也を見守り続ける直子。
失われていく若さ、変わりゆく家族や友人たちとの関係。

恋愛を超えた究極の感情を描く問題作。

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ただただ、日々の出来事を読み進める感じやけど、
気づいたら、内容に入りすぎて、
こんなにも時がたってたんかと思った。

主人公の直子も、毎日が楽しすぎて、
この状況を変えたくなかってんやろうなと。

目を覚まして現実を、と言うよりは、
最後まで読んで思ったのは、直子は幸せ者やなと。

一度きりの人生、何が幸せかは人それぞれ。
いざ振り返った時に、何をしててんやろと思うよりは、
こういう人生を送ってる方が、例え波乱万丈でも生きてる感がする。




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ラプラスの魔女 -東野圭吾- [本]

ある地方の温泉地で硫化水素中毒による
死亡事故が発生した。

地球化学の研究者・青江が警察の依頼で
事故現場に赴くと若い女の姿があった。
彼女はひとりの青年の行方を追っているようだった。

2か月後、遠く離れた別の温泉地でも
同じような中毒事故が起こる。

ふたりの被害者に共通点はあるのか。
調査のため青江が現地を訪れると、
またも例の彼女がそこにいた。

困惑する青江の前で、
彼女は次々と不思議な“力”を発揮し始める。

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うちは、非現実的な小説は好きじゃない。
読んでても、何でもありやんってなる。

でも、この人の書く非現実的な内容は、
ありえなさそうに見えて、科学が追いついてないだけで、
実は、ありえる話なんかなと思ってしまう。
それぐらい、現実として違和感なく面白く読める。

今回も、そうやった。
最後の最後で、何それ?という内容ではなく、
最初から最後まで、話が通ってた。

警察が最後、脇役になってた所が、
ちょっとビックリやったけど。




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妻に捧げた1778話 -眉村卓- [本]

余命は一年、そう宣告された妻のために、
小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をする。

しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。
五年間頑張った妻が亡くなった日、
最後の原稿の最後の行に夫は書いた
「また一緒に暮らしましょう」。

妻のために書かれた一七七八篇から選んだ十九篇に、
闘病生活と四十年以上にわたる結婚生活を振り返るエッセイを合わせた、
ちょっと風変わりな愛妻物語。

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アメトーークの読書芸人で、
カズレーザーが「15年ぶりに泣いた」と言うてて、
これは読んでみたいと思った。

余命一年と言われて、五年間頑張れたのは、
こういう気持ちがあったからでは、と思ってしまう。

病気の進行や治療の成果もあるかもしれんけど、
まだまだ生きたい気持ちや、周りの力強い支えで、
寿命は長くなるねんな、と思えた。

「また一緒に暮らしましょう」
一緒にってところが、先に亡くなっても嬉しい言葉やと思った。







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神様の裏の顔 -藤崎翔- [本]

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。
その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。

のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、
とんでもない疑惑が。
実は坪井は、凶悪な犯罪者だったのではないか。

坪井の美しい娘、後輩教師、
教え子のアラフォー男性と今時のギャル、
ご近所の主婦とお笑い芸人。

二転三転する彼らの推理は!?
どんでん返しの結末に話題騒然。

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これ、最後直前まではめちゃくちゃ面白かった。
今までにない内容で新鮮、斬新やった。

死人に口なしと言うことわざがあるけど、
まさに、この死人は良い人なのか犯罪者なのか。

集まった人達の想像に、状況証拠が加わり、
気付いたら創造になってて、マジで怖かった。

最後はそういう結末かと思い、
確かにどんでん返しやった。

うちは、そんなややこしい話にはせんと、
正常な一人の犯罪者でよかったのになと思った。









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残像に口紅を -筒井康隆- [本]

「あ」が使えなくなると、
「愛」も「あなた」も消えてしまった。

世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。
愛するものを失うことは、とても哀しい。。。

言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する
小説家を描き、その後の著者自身の断筆状況を予感させる、
究極の実験的長編小説。

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昨年、アメトークの読書芸人の企画で、
カズレーザーが紹介してた本。

漫画「幽遊白書」のある一話の元ネタに
なってると言ってた。

うちは「幽遊白書」のその元ネタになったと言われる
一話が一番好きで、今でも記憶に残ってる。
めちゃくちゃ面白いと思ってた。

なのでそれが元ネタと知れば、これは読まなと思い、
購入し読んでみた。

いや、正確には半分くらいで放棄した。
面白くないとか、難しいとかではなく、
読むとすぐに眠くなって、なかなか進まへん。

こうなったら、最後を読もうと最終ページに目を向けると、
更にちんぷんかんぷん。

なので、カズレーザーがざっくりと紹介した内容しか、
頭に入ってなくて、最後どうなるのかも、わからんまま。

もっといろんなジャンルの本を読んで、頭を柔らかくしな思った。
この本は、もう少したったら再チャレンジするぞ。




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あなたの人生、片づけます -垣谷美雨- [本]

社内不倫に疲れた30代OL
妻に先立たれた老人
子供に見捨てられた資産家老女
一部屋だけ片付いた部屋がある主婦

「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」
と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、
原因を探りながら汚部屋を綺麗な部屋に甦らせる。

この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる。

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水回りをキレイにすると運気がよくなる、
みたいな事はよく聞く。

確かに、部屋を片付けていらん物を捨てると、
めちゃくちゃスッキリする。

これは、いろんな悩みを抱えた人と、
片づけできないを絡ませた内容。

出てくる登場人物の年齢層が全て違い、
悩んでる内容も違う。
あと、全員がゴミ屋敷って事でもない。

でも、やっぱり捨てられへんものがある。
それは、実はゴミではないってのが難しい。

なので、
「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」
ってのは、当たってる気がする。

まぁ、うちの場合は、ゴミがほとんどやけど。。。




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何者 -朝井リョウ- [本]

就職活動を目前に控えた拓人は、
同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。
光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから。

瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに
住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交え5人は
就職対策として集まるようになる。

だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、
本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて。。。

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読みやすくて面白かった。

就職活動なんて、一人でするもんと思ってたから、
例え、対策や情報共有でも集まるのが不思議。

その中の誰かが就職決まっていったら、
うちは焦る焦る。

みんなの前ではありきたりな事を言い、
裏では正反対の事を言う。

これもわからんでもないかな。
本人にハッキリ言える仲やったらいいけど、
それだけの友達やったって事。

主人公の拓人が一番本性をみんなの前では出してなくて、
最後には、裏の顔がバレて問い詰められてしまうけど、
うちが本を読んだ感想では、拓人は最悪とは思わんかった。
むしろ、問い詰めた理香の方がクセがあるなと思った。

そう思ったら、登場するメンバーで、自分が一体誰に近いのか、
誰と仲良くなれるのか、そんな事を想像できて面白かった。




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暗黒女子 -秋吉理香子- [本]

名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある
女生徒・いつみが死んだ。

一週間後に集められたのは、
いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。

ところが、彼女たちによる事件の証言は、
思いがけない方向へ。
果たしていつみの死の真相とは?

全ての予想を裏切る黒い結末まで、
一気読み必至の衝撃作。

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久しぶりに一気読みの本に出会えた。
めちゃくちゃ読みやすくて、どうなんの?どういう展開?

証言がいろいろ出てきて、一体何を信じたらいいのか。
そうこうしてるうちに、最後になり「えー!!」ってな感じ。

ネタバレになるから詳しい事は話せへんけど、
自分は読んでて、犯人やった人は不細工やと思ってたら、
そこそこ美人やったってのが驚いた。

それでも、自分のイメージの中では、こういう行動をする人は、
とても美人には想像できへんくって、
そこは、ちょっと納得ができんかった。




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