So-net無料ブログ作成

臨場 -横山秀夫- [本]

臨場-警察組織では、事件現場に臨み、
初動捜査に当たることをいう。

操作一課調査官・倉石義男は
死者からのメッセージを的確に?み取る。

誰もが自殺や病死と疑わない案件を殺人と見破り、
また、殺人の見立てを「事件性なし」と覆してきた。

人呼んで、「終身検査官」。
組織に与せず、己の道を貫く男の生き様を、
ストイックに描いた傑作警察小説集。
全八編。

**************************************

よくそんな事に気づくなー、
なんて感心しながら読んだ。

一編目の「赤い名刺」、これが一番面白かった。
調査官の倉石以外に、もう一人の調査官、被害者、犯人、
この繋がりが絶妙。

犯人が知らず知らずに犯したミスも
読んでて見逃してたけど、言われたら、あー、ってなった。

調査官の倉石は、厳しい顔ばかりじゃなく、
少しでも一緒に働いてた部下に対して、
自分の完璧な仕事よりも、その部下の為を想って行動する
優しい一面もあって、すごい人やなと思った。

何編かは、全く理解ができへん事もあったけど、
最初の話がほんまに短編やのに、ぐっときた。






臨場 (光文社文庫)

臨場 (光文社文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/09/06
  • メディア: 文庫


nice!(22)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

64(ロクヨン)下 -横山秀夫- [本]

記者クラブとの軋轢、
ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の全面戦争。

その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、
長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。

そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警を
さらに揺るがす事件が。

驚愕、怒濤の展開、感涙の結末。

**************************************

こんな展開、想像もできひん。
最終的に全てが繋がる納得の内容。

<上>では、何を読まされてるんやろ、
って思うところもあったけど、
最後まで読んでみて、
こんな濃い小説はないなと思った。

話の流れも素晴らしいねんけど、
登場人物もよかった。

初めて部下ができたと思えた瞬間。
この人の下でもう一度働きたいと思わせる上司。

小説だけじゃなくそれを演じてる人を観たいと思った。
ピエール瀧、観れるやんな。





64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/02/06
  • メディア: 文庫


nice!(15)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

64(ロクヨン)上 -横山秀夫- [本]

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。
記者クラブと匿名問題で揉める中、
昭和64年に起きたD県警史上最悪の
翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。

だが被害者遺族からは拒絶され、
刑事部からは猛反発をくらう。

組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描き、
ミステリ界を席巻した著者の渾身作。

**************************************

みんなみんな、面白いって言うし、
ネットの口コミも点数高いし、
上下巻あるから読む気なかったけど、読んでみた。

広報官と記者とのやりとり。
何読まされてんるやろ、とはじめは思ったけど、
どんどん引き込まれていった。

加害者を匿名で発表する広報官と
実名を言えと迫る記者。

現実にも、内々でもみ消されてるものもあるんかな、
なんて思いながら読んでた。

新たな進展とかも出てきて、一体何の話なんかなと
思うところもあるけど、それだけ下巻が楽しみになった。

淡々とした内容でも、ずっと読み続けられる本ってすごい。






64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

64(ロクヨン) 上 (文春文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/02/06
  • メディア: 文庫


nice!(22)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

レゾンデートル -知念実希人- [本]

私がジャックです。
殺人者の<存在理由>とは!?

末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、
酒浸りの日々を送っていた。

ある日、不良から暴行を受けた岬は、
復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが。

そのカードには、
連続殺人鬼「切り裂きジャック」のものと同じだった。
その後、ジャックと岬の奇妙な関係が始まり。

**************************************

今年一番面白い本に出会えた。
今まで読んだ中でも、5本の指にも入る。

ミステリ×サスペンス。
ハラハラドキドキはもちろんやねんけど、
この内容のすごいのは、事件・恋愛・病気・社会、
いろんなものが含まれてるのに、わちゃわちゃせんと、
スラスラ読めた事。

こんなに盛り込まれてるのに、
登場人物1人1人の心情が事細かに書かれていて、
話がどんどん進んでいく。

事件が解決、犯人が捕まる、とかではなく、
その過程がめちゃくちゃ面白かった。

終わりが近づくにつれて、ここはうやむやにしたな、とか、
ちょっと目を瞑るところはあったけど、それでもよかった。

最後に登場させた女性2人。
最後まで岬雄貴は、幸せ者やなと思った。

タイトルの「レゾンデートル」の意味は、
自身が信じる生きる理由、存在価値を意味するフランス語の
「raison d'etre」をカタカナ表記した語のこと。(Weblio辞書より)

最後にタイトルを調べて更に感動した。








レゾンデートル (実業之日本社文庫)

レゾンデートル (実業之日本社文庫)

  • 作者: 知念 実希人
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2019/04/05
  • メディア: 文庫



共通テーマ:日記・雑感

白銀の逃亡者 -知念実希人- [本]

深夜の救急医療室で働く岬純也のもとに、
白銀の瞳をもつ美少女・悠が現れる。

致死率95%の奇病から生還した「ヴァリアント」である悠は、
隔離地域「憩いの森」からの脱出者だった。

ヴァリアントに異常な憎悪を抱く刑事・毛利の追跡が迫る中、
悠は反政府組織が企む「ある計画」を純也に明かすのだが。

手に汗握る怒濤の展開、一気読み間違いなし。

**************************************

どんどん展開されていって、読み応えがあった。
非現実的な物語であるにも係わらず、
ほんまに現実的にあるかのような、ドキドキ感。

次々と登場する人物とのやりとりも面白くて、
最終的に近くにいる人に悪い人はいなくて安心した。

悪い人はそれなりの罰が当たり、
最後にはこれでよかったと思える内容やった。








白銀の逃亡者 (幻冬舎文庫)

白銀の逃亡者 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 知念 実希人
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/06/23
  • メディア: 文庫



共通テーマ:日記・雑感

螺旋の手術室 -知念実希人- [本]

純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、
手術中に不可解な死を遂げた。

彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。
二つの死の繋がりとは。

大学を探っていた探偵が遺した謎の言葉の意味は。
父・真也の死に疑問を感じた裕也は、
同じ医師として調査を始めるが。

「完全犯罪」に潜む医師の苦悩を描く、
慟哭の医療ミステリー。

**************************************

ただの医療ミステリーではないと思ったほど、
いろんな登場人物が出てきて、みんな繋がってそうで
繋がってなくて、最後までどうなるかほんまわからんかった。

最後に全てが繋がった時、身内が絡むと完全犯罪は可能よな、
なんて思ったりもしたけど、犯罪を犯した理由を知ると、
そう簡単な物語でもないねんなと感心した。

犯人は一体誰?と言うよりは、
この物語の中心でもある家族の話の内容が面白かった。








螺旋の手術室 (新潮文庫)

螺旋の手術室 (新潮文庫)

  • 作者: 知念 実希人
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/09/28
  • メディア: 文庫



共通テーマ:日記・雑感

屋上のテロリスト -知念実希人- [本]

1945年8月15日、ポツダム宣言を受諾しなかった日本は
その後、東西に分断された。そして70数年後の今。

「バイトする気ない?」
学校の屋上で出会った不思議な少女・沙希の誘いに応え
契約を結んだ彰人は、少女の仕組んだ壮大なテロ計画に
巻き込まれていく。

鮮やかな展開、待ち受ける衝撃と感動のラスト。
世界をひっくり返す、超傑作エンターテインメント。

**************************************

はじめ、歴史もんの話なんかな?
苦手かも、と思ったけど、めちゃくちゃ面白かった。

絶対にありえへん話やけど、
頼りない、自己中心的な政治家に比べこの行動力のある高校生は、
というところは、今も同じなんかなと思ってしまった。

この分断された国の話で、感動のラストと言えば、
統一かと思うところもあるけど、統一だけで感動のラストには
ならないところが面白かった。

途中から出てくる登場人物の祖父の仕事内容など、
最後には全てが繋がり、初めて感動する。
伏線が繋がってここまでよい話と思わせる内容も珍しい。








屋上のテロリスト (光文社文庫)

屋上のテロリスト (光文社文庫)

  • 作者: 知念 実希人
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2017/04/11
  • メディア: 文庫



共通テーマ:日記・雑感

淡雪の記憶 -知念実希人- [本]

顧客はVIP、けれど窮地にある人には
手を差し伸べるのが信条の会員制医院「神酒クリニック」。

ある日顧客から、意識のない女性の診察依頼が。
全身ずぶ濡れの彼女はなんと記憶喪失。
けれど突然「爆弾が爆発する」と呟き。。。

天才的な洞察力で人の心を見抜く精神科医の天久翼は、
彼女・美鈴の記憶を取り戻すことに。
彼女と、相次ぐビル爆破との関係は。
そして翼の遅すぎる初恋は。。。

痛快すぎる医師達のノンストップエンタメ。

**************************************

「神酒クリニックで乾杯を」の続き。
んー、話の内容がわかってんけど、物語としては。。。

登場人物の医師みんなハイレベルすぎて、
何でもクリアしてしまう所が。。。

最初から最後には、展開がかなりあってすごいねんけど、
今回は読みごたえはなかったかな。

しかも、登場人物の過去が未だ謎な部分もあって、
これは、まだまだ続きがあるんやろうなと思った。

でも、次回作が出たら買ってそう。
次は面白いかなと期待して読んでしまいそう。








神酒クリニックで乾杯を  淡雪の記憶 (角川文庫)

神酒クリニックで乾杯を 淡雪の記憶 (角川文庫)

  • 作者: 知念 実希人
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/04/23
  • メディア: 文庫



共通テーマ:日記・雑感

神酒クリニックで乾杯を -知念実希人- [本]

医療事故で働き場所を失ってしまった外科医の九十九勝己は、
知人の勧めで「神酒クリニック」で働くことに。

そこでは院長の神酒章一郎を初め、腕は立つが曲者の医師達が、
世間に知られることなくVIPの治療を行っていた。

彼らに振り回されつつも、新しい職場に慣れていく勝己。
しかし神酒クリニックには彼が知らない裏の顔が。

秘密のクリニックで勝己が請け負う「仕事」とは!?
個性的過ぎる医師達が贈る、メディカル・サスペンス。

**************************************

んな、アホな。
と思う事は多々あったけど、
展開がどんどん進んでいって面白かった。

小説やけど、登場人物紹介が漫画みたいに人物像が描かれてる。
それがみんなかっこよくてかわいくて。

こんなクリニックないない、と思いながら、
文章だけで読んでたら、
こんな人物像は想像しいひんかったやろうなと思いつつ。

内容は、最後がちょっと納得がいかへんかった。
えー、この人、めちゃくちゃ怖い。
そこまでしてそのまま逃げきる話?みたいな。

これが通用するなら、何でもアリになっちゃう。
最後寸前、あぁー、やっぱ人間やなと思わせておきながら。

まぁ、でも入り込みやすくて読みやすかった。








神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)

神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)

  • 作者: 知念 実希人
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2015/10/24
  • メディア: 文庫



共通テーマ:日記・雑感

一切なりゆき 樹木希林のことば -樹木希林- [本]

芝居の達人、人生の達人。
2018年、惜しくも世を去った名女優・樹木希林が、
生と死、演技、男と女について語ったことばの数々を収録。
それはユーモアと洞察に満ちた、樹木流生き方のエッセンスです。

〇モノを持たない、買わないという生活は、いいですよ
〇人の人生に、人の命にどれだけ自分が多く添えるか
〇欲や執着があると、それが弱みになって、人がつけこみやすくなる
〇子供は飾りの材料にしないほうがいい
〇アンチエイジングというのもどうかと思います
〇人間でも一回、ダメになった人が好き
〇もう人生、上等じゃないって、いつも思っている
〇女は強くていいんです
〇つつましくて色っぽいというのが女の最高の色気
〇最期は娘に上出来!と言ってもらいたい

【目次】はじめに
第1章 生きること
第2章 家族のこと
第3章 病のこと、カラダのこと
第4章 仕事のこと
第5章 女のこと、男のこと
第6章 出演作品のこと
喪主代理の挨拶 内田也哉子
樹木希林年譜
出典記事一覧

**************************************

とても説得力のあるものや、
自分の経験のなさから理解できない事まで、
いっぱい知ることができた。

決して、こうしなさい、するべきだ、と言うのではなく、
でも、これを読んだら、樹木希林が偉大すぎて、
自分も、見方を変える、行動してみよう、と思える、
そんな勇気づけられる言葉が多かった。

ものを俯瞰でみる。
自分が自分がとなってばかりで、
なかなか出来ることじゃないけど、
この本を読んだのも縁であって、
自分もちょっと考え方を変えていこうと思った。








一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)

  • 作者: 樹木 希林
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/12/20
  • メディア: 新書



共通テーマ:日記・雑感