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虚ろな十字架 -東野圭吾- [本]

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に
死刑判決が出た後、離婚した。

数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、
すぐに犯人・町村が出頭する。

中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、
彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。

一方、町村の娘婿である仁科史也は、
離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた。

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これまた、すごく考えさせられる内容やった。
日本は被害者よりも加害者を守るイメージがある。

人を殺せば、内容にもよるけど死刑でいいと思う。
なぜなら、被害者は死んでるのに加害者は生きてるなんて、
おかしい話やなと思ってしまう。

この本の中には、加害者が殺人を犯し死刑になった途端、
もう先が見えてるからか、何も語ろうとはせず、反省もせず、
ただただ、死を待つばかりの態度になってしまった、とある。

そこは、自分でも想像しんかった事やけど、
それでも、世間で死刑廃止運動をしている意見には理解ができない。

とまぁ、そんなこんなで、この本は意外と、
マジメに正論らしく登場してきた人が一番クセものやった、
ってのが面白かった。




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ゲームの名は誘拐 -東野圭吾- [本]

敏腕広告プランナー・佐久間は、
クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。

葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。
「ゲームの達人」を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。

娘を人質にした狂言誘拐。
携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。
犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。

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一度読んだ本の読み返し第5弾。
大昔に読んだから、どんな内容か記憶に残ってなかった。
でも、最後の1行でこの物語のすべてが覆された印象があった。

読んでいくと、どんどんストーリーは進んでいく。
ありえへん話やけど、現実にありえる話に思えてくるぐらい、
リアルで面白い。

こんなうまい話が通用したと思ったら、それは全てウソで、
大どんでん返しがあったと思いきや、最後の最後に。

犯人と娘の心の繋がりが最後の1行で読み取れた気がした。




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杉原千畝 -大石直紀- [本]

第二次世界大戦の開戦直後軍靴の響き高まる東欧リトアニアで、
ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ難民の人々に自らの判断で
二千百三十九枚のビザを発給し、六千人の命を救った
日本人外交官・杉原千畝。

彼は卓越した語学力と独自の情報収集能力を駆使し、
世界情勢の貴重な情報を発信し続けた
優れたインテリジェンス・オフィサーでもあった。

政府の意に反してビザを発給した杉原千畝を、
戦後、日本の外務省は無視し続けたが、
世界は彼の功績を大きく賞賛した。

人間・杉原千畝を支えていたものは何だったのか、
勇気ある男の感動の真実に迫る超大作映画を完全ノベライズ。

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うちは、この人を知らんかった。
ある日、ふるさと納税で岐阜県の物を購入したら、
書類のやりとりの中に、杉原千畝記念館の割引券があり、
それで知る事になった。

たまたま、家に本があり知る事ができた。
知ってよかった。

この話は、とても感動する。
人を救った人数が多いとかではなく、
この状況の中、人を助けた事が素晴らしい。

時代背景も学べて、杉原千畝という人物も知れた。
家族や仲間に支えられての事やったと思うけど、
この人の決断は、なかなかできる事ではない。

昔の外交官はすごい仕事をしてたんやなと思った。
こんな命がけの仕事、できるもんじゃない。


【杉原千畝記念館のサイト】
http://sugihara-museum.jp/








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働く男 -星野源- [本]

音楽家、俳優、文筆家とさまざまな顔を持つ星野源が、
過剰に働いていた時期の自らの仕事を解説した一冊。

映画連載エッセイ、自作曲解説、手書きレコード付き歌詞、
出演作の裏側ほか、「ものづくり=仕事」への想いをぶちまける。

文庫化にあたり、書き下ろしのまえがき、
ピース又吉直樹との「働く男」同士対談を特別収録。

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この本のはじめから半分ぐらいまでは、映画連載エッセイで、
いろんな映画の紹介をしてる。

驚いたのが、すごいその紹介の説明が面白い。
紹介文を読んでるだけでも、別ものの小説を読んでいるかのように、
自分の話や例えからはじまり、その後に映画の本題につなげてる。

この書き方が、すごいなと思った。
しかも、メジャーどころの映画が少なく、どれも新たな発見で、
この紹介と同じように自分の感性も楽しめるのか、試したいと思った。

多才すぎる、星野源。




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特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ -五百田達成- [本]

職場でもプライベートでも、
とにかくギクシャクしやすい「人間関係」。

しかし、相手への接し方やものの見方、
日々のアクションを少し変えるだけで、
人とのつながりを円滑にして人生を
今の100倍楽しむことができます。

「誰でも必ずできる、しかし誰もができていないこと」を
コンセプトに、最新の心理学や脳科学のエッセンスを加えながら
「心を温め直す」方法を説く全47のエピソード。

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このタイトルの長さ。
B'zの「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない 」以来の衝撃。

ほんでいざこの本を読んでみると、タイトル通り、
結局自分の心が冷めておりました。。。

とこの1冊でハッキリわかれば、こんな簡単な事はない。
まぁ、冷めてるのも一理あると思う。
でも、それだけじゃ。。。

第1章 冷めた心に火を灯せ
第2章 ゼロから信頼を築く
第3章 人間関係で悩まない
第4章 人を本気にさせてみろ
第5章 打たれ強くなれ

各章ごと、端的にわかりやすく書かれてて読みやすかった。
ただ、章を進めるごとに、前の事を忘れていってしまうクセがあり。

最後まで読んだ時に、一体何が書かれてあったのかが不明で。
本を読むだけじゃ、もちろん何も変わる事はなく。

まぁ、もう1回読み直して、
自分に当てはまる項目から見直してみようかな。




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雪煙チェイス -東野圭吾- [本]

無実の証人を捜せ!
追跡者(チェイサー)が来る前に。

殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。
彼のアリバイを証明できる唯一の人物。

正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、
竜実は日本屈指のスキー場に向かった。

それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と
命じられた所轄の刑事・小杉。

村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に
予測不能のチェイスが始まる。

どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。

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これは、すごい面白かった。
何が面白いかって、最後は全ての人がハッピーになった。

どんでん返しと言うか、犯人は意外と言うよりは、
この人、どっから出てきたん?って感じやったけど、
それまでの物語が面白かったから、大満足。

物語の中で、スキー場の運営の現状なども書かれてて、
フィクションとノンフィクションを楽しめた。

東野圭吾の作品で、スキー場を舞台にした本は、
他にもいくつかあるけど、これが一番面白かった。




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そして生活はつづく -星野源- [本]

携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、
人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、
何があっても生活はつづいていく。

ならば、そんな素晴らしくない日常を、
つまらない生活をおもしろがろう!

音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。
巻末に俳優・きたろうとの文庫版特別対談
「く・・・そして生活はつづく」も収録。

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この人は、すごい多才な人やなと思った。
今までアーティストとしては知ってた。

でも、今年は俳優としていっぱい見かけることが多く、
演技もうまいな、とか思いながら。

ほんで調べていくうちに、本も出してるんやと思い、
買って読んでみた。

ほんなら、結構面白い。
最後にちゃんとオチがあったり、
普段想像できへん姿をこの本ではみれたり。

一番この本で、星野源の魅力を感じた。







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代償 -伊岡瞬- [本]

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、
ある不幸な事故をきっかけに、
遠縁で同学年の達也と暮らすことに。

運命は一転、過酷な思春期を送った圭輔は、
長じて弁護士となるが、逮捕された達也から依頼が舞い込む。

「私は無実の罪で逮捕されました。
どうが、お願いです。私の弁護をしていただけないでしょうか」。

裁判を弄ぶ達也、巧妙に仕組まれた罠。
追いつめられた圭輔は、この悪に対峙できるのか。

衝撃と断罪のサスペンスミステリ。

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これ、マジで面白かった。
どう面白いかって、それはゲラゲラ笑える面白さではなく、
むしろ、達也を腹立ち憎たらしく思い、何とかこらしめたいと
思ってしまうぐらい。

こんな人間おりそうやけど、現実には出会ったことがない。
物語の中とは言え、リアルで人間の悪を見せられてるよう。

圭輔の受けた傷は癒える事はないけど、ここまで強くなったのは
素晴らしい。
友達や助けてくれる大人達がいてよかった。

最後には、大逆転と言うか、こうなって当たり前と言えるものが、
ハッキリと示されてるから、読んでて心からスッキリする。

やっぱり、最後はこうでなくっちゃ。
悪いものは悪い。




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祈りの幕が下りる時 -東野圭吾- [本]

明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が
遺体で発見された。

捜査を担当する松宮は
近くで発見された焼死体との関連を疑い、
その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が
書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。

それは孤独死した彼の母に繋がっていた。
シリーズ最大の謎が決着する。

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この作家の作品は、何でこんなにも切ないんやろう。
殺人事件やから悲しいはずやのに、何とも切ない。

はじめは、殺人事件関係なく、このシリーズの主人公である
加賀恭一郎の母のことからはじまる。

そっから、それは一旦忘れさられたかのように、殺人事件がおこり、
被害者・加害者の半生があって、最後にまたお母さんに戻る。
でも、その戻り方もある人の手紙を通じて、
息子である加賀恭一郎に知らされる。

今回は、被害者より加害者の過酷な人生に同情。
それでも、強く生きる加害者。
親子の絆の深さを感じた。

1回読み終わり、またすぐにはじめから読み始め、
やっぱ2回読むと、すーっと飛ばしてた内容が、意味深くなり、
2回目の方がよくわかって面白かった。




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侠飯3 怒濤の賄い篇 -福澤徹三- [本]

渋川卓磨、27歳、ヤミ金業者店長。
上層部から「やくざの組長宅を地上げせよ」という指令を受け
組に潜入したが、なりゆきで行儀見習いとして住み込むはめに。

そこに現れた頬に傷もつ中年男。
客人なのに厨房に立ち、次々に絶品料理をつくっていく。

一体何者?
卓磨の地上げはどうなる?

旨さ3倍増の文庫書き下ろし第3作!

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第1作が面白くて、第2作を読むと更に面白く。
ほんで、第3作はどうか!?と思ったら、やっぱり面白かった。

登場人物や料理で人を変えていく流れは変わらへんけど、
毎回、悩みを抱える人物の物語設定が上手。

料理のレパートリーもどんどん出てくるし、作りたくなる。
登場人物も、一生懸命生きてるけど不器用やったり、根は人がよかったり。

ホロッとくるところもあって、ストーリーの進み具合も丁度いい。
何なら、料理は脇役で話の内容がめっさ面白い事に気づいた。








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