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妻に捧げた1778話 -眉村卓- [本]

余命は一年、そう宣告された妻のために、
小説家である夫は、とても不可能と思われる約束をする。

しかし、夫はその言葉通り、毎日一篇のお話を書き続けた。
五年間頑張った妻が亡くなった日、
最後の原稿の最後の行に夫は書いた
「また一緒に暮らしましょう」。

妻のために書かれた一七七八篇から選んだ十九篇に、
闘病生活と四十年以上にわたる結婚生活を振り返るエッセイを合わせた、
ちょっと風変わりな愛妻物語。

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アメトーークの読書芸人で、
カズレーザーが「15年ぶりに泣いた」と言うてて、
これは読んでみたいと思った。

余命一年と言われて、五年間頑張れたのは、
こういう気持ちがあったからでは、と思ってしまう。

病気の進行や治療の成果もあるかもしれんけど、
まだまだ生きたい気持ちや、周りの力強い支えで、
寿命は長くなるねんな、と思えた。

「また一緒に暮らしましょう」
一緒にってところが、先に亡くなっても嬉しい言葉やと思った。







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神様の裏の顔 -藤崎翔- [本]

神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。
その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した。

のだが、参列者たちが「神様」を偲ぶ中、
とんでもない疑惑が。
実は坪井は、凶悪な犯罪者だったのではないか。

坪井の美しい娘、後輩教師、
教え子のアラフォー男性と今時のギャル、
ご近所の主婦とお笑い芸人。

二転三転する彼らの推理は!?
どんでん返しの結末に話題騒然。

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これ、最後直前まではめちゃくちゃ面白かった。
今までにない内容で新鮮、斬新やった。

死人に口なしと言うことわざがあるけど、
まさに、この死人は良い人なのか犯罪者なのか。

集まった人達の想像に、状況証拠が加わり、
気付いたら創造になってて、マジで怖かった。

最後はそういう結末かと思い、
確かにどんでん返しやった。

うちは、そんなややこしい話にはせんと、
正常な一人の犯罪者でよかったのになと思った。









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残像に口紅を -筒井康隆- [本]

「あ」が使えなくなると、
「愛」も「あなた」も消えてしまった。

世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。
愛するものを失うことは、とても哀しい。。。

言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する
小説家を描き、その後の著者自身の断筆状況を予感させる、
究極の実験的長編小説。

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昨年、アメトークの読書芸人の企画で、
カズレーザーが紹介してた本。

漫画「幽遊白書」のある一話の元ネタに
なってると言ってた。

うちは「幽遊白書」のその元ネタになったと言われる
一話が一番好きで、今でも記憶に残ってる。
めちゃくちゃ面白いと思ってた。

なのでそれが元ネタと知れば、これは読まなと思い、
購入し読んでみた。

いや、正確には半分くらいで放棄した。
面白くないとか、難しいとかではなく、
読むとすぐに眠くなって、なかなか進まへん。

こうなったら、最後を読もうと最終ページに目を向けると、
更にちんぷんかんぷん。

なので、カズレーザーがざっくりと紹介した内容しか、
頭に入ってなくて、最後どうなるのかも、わからんまま。

もっといろんなジャンルの本を読んで、頭を柔らかくしな思った。
この本は、もう少したったら再チャレンジするぞ。




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あなたの人生、片づけます -垣谷美雨- [本]

社内不倫に疲れた30代OL
妻に先立たれた老人
子供に見捨てられた資産家老女
一部屋だけ片付いた部屋がある主婦

「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」
と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、
原因を探りながら汚部屋を綺麗な部屋に甦らせる。

この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる。

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水回りをキレイにすると運気がよくなる、
みたいな事はよく聞く。

確かに、部屋を片付けていらん物を捨てると、
めちゃくちゃスッキリする。

これは、いろんな悩みを抱えた人と、
片づけできないを絡ませた内容。

出てくる登場人物の年齢層が全て違い、
悩んでる内容も違う。
あと、全員がゴミ屋敷って事でもない。

でも、やっぱり捨てられへんものがある。
それは、実はゴミではないってのが難しい。

なので、
「部屋を片付けられない人間は、心に問題がある」
ってのは、当たってる気がする。

まぁ、うちの場合は、ゴミがほとんどやけど。。。




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何者 -朝井リョウ- [本]

就職活動を目前に控えた拓人は、
同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。
光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから。

瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに
住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交え5人は
就職対策として集まるようになる。

だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、
本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて。。。

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読みやすくて面白かった。

就職活動なんて、一人でするもんと思ってたから、
例え、対策や情報共有でも集まるのが不思議。

その中の誰かが就職決まっていったら、
うちは焦る焦る。

みんなの前ではありきたりな事を言い、
裏では正反対の事を言う。

これもわからんでもないかな。
本人にハッキリ言える仲やったらいいけど、
それだけの友達やったって事。

主人公の拓人が一番本性をみんなの前では出してなくて、
最後には、裏の顔がバレて問い詰められてしまうけど、
うちが本を読んだ感想では、拓人は最悪とは思わんかった。
むしろ、問い詰めた理香の方がクセがあるなと思った。

そう思ったら、登場するメンバーで、自分が一体誰に近いのか、
誰と仲良くなれるのか、そんな事を想像できて面白かった。




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暗黒女子 -秋吉理香子- [本]

名門女子高で、最も美しくカリスマ性のある
女生徒・いつみが死んだ。

一週間後に集められたのは、
いつみと親しかったはずの文学サークルのメンバー。

ところが、彼女たちによる事件の証言は、
思いがけない方向へ。
果たしていつみの死の真相とは?

全ての予想を裏切る黒い結末まで、
一気読み必至の衝撃作。

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久しぶりに一気読みの本に出会えた。
めちゃくちゃ読みやすくて、どうなんの?どういう展開?

証言がいろいろ出てきて、一体何を信じたらいいのか。
そうこうしてるうちに、最後になり「えー!!」ってな感じ。

ネタバレになるから詳しい事は話せへんけど、
自分は読んでて、犯人やった人は不細工やと思ってたら、
そこそこ美人やったってのが驚いた。

それでも、自分のイメージの中では、こういう行動をする人は、
とても美人には想像できへんくって、
そこは、ちょっと納得ができんかった。




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侠飯4 魅惑の立ち呑み篇 -福澤徹三- [本]

藤堂旬一郎、28歳、国会議員秘書。
あまりに多忙な日々に、青雲の志も忘れがち。

そんな彼の心が安まるのは、
永田町近くの立ち呑み酒屋で店主の小梅に逢うとき。

だがある日、眼光鋭く、頬に傷を持つ〝新店長〟が現れた。
この怪しい男のつくるつまみが滅法旨い。

読めば読むほど腹が減る、
文庫書き下ろしシリーズ第4作。

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第4作もやっぱり面白かった。
第1作目で衝撃を受けたのち、第2作目以降は、
この怪しい男の正体や話の流れは何となくわかる。

でも、スラスラ面白く読めて、
美味しそうな料理もたくさん出てくる。
ジャンルが不明な面白さ。

今回、第1作から第3作までと違う面白さがあったのは、
国会議員秘書や議員の仕事がテーマな事。

議員秘書(公設秘書、政策担当秘書、第一・第二秘書)の仕事、
政治資金パーティーのからくり、国会議員の給料など、
知らない事ばかりで、政治と金と言われるだけあって、
金ばっかりやなと思った。

あと、ちょっと前の議員のスキャンダル(不倫やパワハラ)で、
まさに、タイムリーな本やなと思って、面白さ倍増やった。




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イノセント・デイズ -早見和真- [本]

田中幸乃、30歳。
元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、
彼女は死刑を宣告された。

凶行の背景に何があったのか。
産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら
彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、
そしてあまりにも哀しい真実。

幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、
彼女は・・・

筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長編ミステリー。

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読んでて全く理解できひんかった。
内容うんぬんではなく、田中幸乃の人生が。

死ぬために生きる。
言葉だけでは、どういう意味って感じやけど、
最後に、こういう事やってんやって理解できた。

ただ、それが正解とは思わへんし、
田中幸乃の人生が、哀しいとも思わへん。

幼少期はもちろん壮絶な人生やったと思うけど、
生きてたら素晴らしい仲間に出会い、現れ、
田中幸乃を助けようとしている。

ここまでしてくれる仲間がいる事自体、幸せなんちゃうの。
死んだら終わりやけど、生きてたら素晴らしい事もあるやん、
って思ってしまった。

ただ、前にはもう進めへん気持ち、
田中幸乃の心の弱さ?強さ?が悲しすぎた。







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虚ろな十字架 -東野圭吾- [本]

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に
死刑判決が出た後、離婚した。

数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、
すぐに犯人・町村が出頭する。

中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、
彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。

一方、町村の娘婿である仁科史也は、
離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた。

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これまた、すごく考えさせられる内容やった。
日本は被害者よりも加害者を守るイメージがある。

人を殺せば、内容にもよるけど死刑でいいと思う。
なぜなら、被害者は死んでるのに加害者は生きてるなんて、
おかしい話やなと思ってしまう。

この本の中には、加害者が殺人を犯し死刑になった途端、
もう先が見えてるからか、何も語ろうとはせず、反省もせず、
ただただ、死を待つばかりの態度になってしまった、とある。

そこは、自分でも想像しんかった事やけど、
それでも、世間で死刑廃止運動をしている意見には理解ができない。

とまぁ、そんなこんなで、この本は意外と、
マジメに正論らしく登場してきた人が一番クセものやった、
ってのが面白かった。




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ゲームの名は誘拐 -東野圭吾- [本]

敏腕広告プランナー・佐久間は、
クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。

葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。
「ゲームの達人」を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。

娘を人質にした狂言誘拐。
携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。
犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。

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一度読んだ本の読み返し第5弾。
大昔に読んだから、どんな内容か記憶に残ってなかった。
でも、最後の1行でこの物語のすべてが覆された印象があった。

読んでいくと、どんどんストーリーは進んでいく。
ありえへん話やけど、現実にありえる話に思えてくるぐらい、
リアルで面白い。

こんなうまい話が通用したと思ったら、それは全てウソで、
大どんでん返しがあったと思いきや、最後の最後に。

犯人と娘の心の繋がりが最後の1行で読み取れた気がした。




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